2012-10-23

 
 今年の春、我が家には二人のナースが誕生しました。
まずは、娘。もう一人は、ナント・・私の4歳下の妹です。
彼女は、40歳過ぎてから准看護師専門学校に若い子達に混じって制服・ハイソックス姿で2年間通い資格を取得し、次は看護科の夜間部に入学したのですが、偶然にも私の娘も同じ学科の全日制に合格しまして(^_^;)
 
 入学式には叔母と姪っ子が同じ場所に居ることが、奇妙でもあり、めでたくもあり不思議な気持ちで父兄席にいた私でした。
 その後の三年間は色々ありまして、特に二年前の11月に父が他界した日は、どうしても受けなければ留年になってしまう試験があり、学校に戻っていた為に、父を看取ることができずに悔し泣きをした彼女の姿が、今でもわすれられません。ずっと付き添ってくれていたのに最後に会えなかったのが残念だったのでしょう。
 しかし、病院の看護師さんのご好意で、妹と娘、妹の長男(実は彼もまた日赤でナースやってます)で父の点滴の管を抜いたり最後の処置をさせていただいて、さぞかし父も喜んでいたかと思います。妹がナースになるのを一番心待ちにしていましたから・・
 

 ハードな実習、徹夜しても終らない記録作成と闘いながらも何とか、二人とも卒業式を迎える事が出来、父兄席には私と甥っ子で出席しました。彼女はまた、若い子に混じって着物・袴のいでたちで堂々と(太っているからそう見えたのかも^^;)したものです。
 妹としては「お父さんに見てほしかった。」そうです。

 現在、妹は宇都宮市内の病院に勤務しベテランに間違われる新人ナースとして奮闘しているようです。

 今、思えば長い人生の中で偶然にも同級生として学んだ叔母と姪っ子。その場に立ち会えた私は貴重な体験をさせてもらい幸せ者ですね。そして、妹のわがままを受け入れてくれた家族、特に旦那さんには感謝、感謝ですね。